「ドリップコーヒーに挑戦したけど、コーヒー粉が全然膨らまない…」
「豆のせい?淹れ方のせい?どうしたらいいの…」
こんなコーヒーの悩みを一発解決していきます。
【豆知識】コーヒー粉が膨らまない4つの原因がわかる
【淹れ方】コーヒー粉をキレイに膨らませるための3つのコツがわかる
もこもこと膨らむコーヒー粉はドリップコーヒーの醍醐味です。
うまく膨らまない原因を知って、楽しいコーヒーライフを過ごしましょう。
コーヒー粉が膨らまない原因は炭酸ガスにあった
はじめにコーヒー粉を膨らませるために一番大切なことをお伝えします。
それはコーヒー粉に含まれている【炭酸ガス】。
じつはコーヒー粉にお湯が浸透すると、豆内部に含まれていた炭酸ガスが押し出されます。
すると周りのコーヒー粉を押し上げられて、もこもこのコーヒードームが出来上がるという仕組み。
つまりコーヒー豆が膨らむために重要なのは、コーヒー粉に含まれている炭酸ガスの量ということになります。
このことを踏まえて「コーヒー粉が膨らまない4つの原因」を見ていきましょう。
原因①焙煎から時間が経ったコーヒー豆を使用している
焙煎から時間が経っているコーヒー豆は基本的に膨らみません。
なぜなら時間の経過とともに、コーヒー豆に含まれている炭酸ガスが徐々に抜けていくからです。
保管状態にもよりますが、通常は焙煎後から1ヶ月以上経ってくると、コーヒー粉が膨らまなくなってきます。
コーヒー豆の中に炭酸ガスがなくなってしまうと、どれだけ工夫をしても膨らませることはできません。
保管状態を工夫すれば炭酸ガスの抜けを抑えられる
保管状態を工夫することで、同じ時間保管していたとしても炭酸ガスの抜けを抑えることができます。
基本的に室温の高さに比例して、炭酸ガスは抜けやすくなります。
長期間の保管を前提にするならば、冷凍庫での保管が一番炭酸ガスの抜けを抑えられますね。
冷凍庫は室温との温度差が激しいため、結露の起こりにくい工夫が必要です。
結露はコーヒー豆を劣化させる要因。
たとえば必要な量だけ、冷凍庫内からコーヒー豆をすくうというのが実践しやすいですね。
市販のコーヒー豆はほとんど膨らまない
スーパーやコンビニで手に入るコーヒー豆は、基本的に膨らまないものがほとんどです。
理由はやはり焙煎してからの時間です。
コーヒー豆が焙煎されて、店頭に並び、消費者の手に渡るまでにそれなりの時間がかかります。
私たちが淹れる頃には、ほとんど炭酸ガスが抜けきった状態というわけですね。
ではどうすればいいのかというと…
ずばり、オンラインコーヒーショップで購入するのがおすすめ!
いまやオンラインコーヒーショップでも、焙煎後に発送してくれるショップや、焙煎から日の浅いコーヒー豆を届けてくれる店舗が増えてきました。
初心者の方でも利用しやすいオンラインコーヒーショップ【PostCoffee(ポストコーヒー)】について解説した記事がありますので、参考になさってください。
原因②コーヒー豆を挽かれた状態で購入している
コーヒー豆を購入するときに、挽かれた状態で購入していませんか?
コーヒー豆を挽いた「コーヒー粉」の状態は、とてもガスが抜けやすい状態なのです。
理由は、挽いて粉になると表面積が増えて、コーヒー豆に含まれていた炭酸ガスの抜け道が多くなるからです。
すると元々は炭酸ガスがたくさん含まれていたコーヒー豆であっても、急速に炭酸ガスが抜けてしまいます。
コーヒー豆を挽いた状態で購入すると、早ければ数日でほとんど膨らまなくなってしまいますよ。
だからコーヒー豆の状態で購入し、淹れるたびにコーヒーミルで挽くことがおすすめの購入方法です。
「コーヒーミル初心者におすすめのミルを3つに厳選して紹介した記事」がありますので、参考になさってください。
原因③浅煎りのコーヒー豆で淹れている
浅煎りのコーヒー豆で淹れる場合、コーヒー粉はほとんど膨らみません。
なぜなら浅煎りのコーヒー豆は、含まれている炭酸ガスの量が少ないからです。
コーヒー豆の炭酸ガスは、焙煎過程で豆内部に熱が入るほどに増加します。
ですが浅煎りのコーヒー豆は、その名の通り「焙煎が浅い=焙煎時間が短い」ため、発生する炭酸ガスの量が少なくなるのです。
そのため浅煎りコーヒーの場合は「新鮮でも」「挽きたてでも」ほとんど膨らむことはありません。
もこもこ膨らましたい方は、中深煎り以上の焙煎度がおすすめです。
原因④低い温度のお湯で淹れている
75℃未満のような低い温度で淹れている場合は、コーヒー粉の膨らみは弱くなります。
また95℃以上の高い温度で淹れる場合、今度はボコボコと炭酸ガスが噴き出し、コーヒー粉がキレイに膨らみません。
そのため85℃前後のお湯で淹れるのが一番キレイに膨らませることができるでしょう。
コーヒー粉をキレイに膨らましたい場合は、適切な温度のお湯で淹れるようにしましょう。
ちなみに浅煎りコーヒーを淹れるときだけは、少し特殊なので気になる方はこちらの記事を参考になさってください。
【実践】コーヒー粉を膨らませる3つのコツ
もこもこ膨らむドリップを楽しみたい方は、次の3つのコツを意識してみてください。
- 焙煎度:中深煎り~深煎り豆を使う
- 鮮度:焙煎後1週間程度の豆を使う
- お湯の注ぎ方:優しく円を描く
3つのコツをおさえて膨らむコーヒーを楽しんでください!!
コツ①中深煎り~深煎り豆はよく膨らむ
1つ目のコツです。
ドリップでコーヒー豆を膨らませるなら、中深煎り~深煎りのコーヒー豆を使用するのがオススメです。
なぜなら中深煎り~深煎り豆は、その名の通り焙煎過程でじっくりと火が通されているため、たくさんの炭酸ガスを含んでいるからです。
炭酸ガスの絶対量が多いというのがポイントですね。
コツ②焙煎後1週間程度の豆はきれいに膨らむ
2つ目のコツです。
コーヒー豆は、焙煎後1週間程度経過したものを使用しましょう。
「え?焙煎直後の方がたくさん炭酸ガスを含んでるんじゃ…??」と思われたかもしれません。
実際その通りなのですが、きれいに膨らませようと思うと逆に炭酸ガスの量が多すぎるのです。
そこでちょうどいいタイミングが焙煎後1週間程度というわけです。
③お湯の注ぎ方を工夫して膨らませる
3つ目のコツです。
コーヒー粉の中心から円を描くように優しく注ぐのが、きれいに膨らませるコツです。
コーヒー粉の外側に注いでしまうと、せっかく膨らんだコーヒードームが崩れてしまうので注意です。
お湯は85℃前後のものを使用しましょう。
コーヒー粉が膨らまない原因|まとめ
コーヒー粉が膨らまない原因のカギは【炭酸ガス】
- 焙煎から時間の経っていない豆を使用する
- コーヒー粉ではなく、コーヒー豆の状態で購入する
- 浅煎りコーヒー豆は膨らみにくい
- 85℃前後のお湯でドリップする
【実践】コーヒー粉を膨らませる3つのコツ
- 中深煎り~深煎り豆を使用する
- 焙煎後1週間程度の豆を使用する
- お湯は中心から円を描くように優しく注ぐ
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この記事が、あなたの参考になりますように…それでは!!
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