「コーヒーのエイジングってなに?」
「エイジングは必要なの?」
オンラインショップでコーヒー豆を購入すると、コーヒーの飲み方説明書がついてくることがあります。
そこに「エイジング」って言葉が登場したりします。
エイジングの意味がわかる
焙煎直後の豆を適切にエイジングできるようになる
とても簡単に説明しますので、サクッと読んでしまいましょう!!
コーヒー豆の「エイジング」ってなに?
簡単にお伝えするならエイジング=コーヒー豆の熟成です。
コーヒー豆を熟成させるとはどういうことかお話ししますね。
コーヒー豆は焙煎直後だと豆内部に多くの炭酸ガス(二酸化炭素)が含まれています。
そのままではコーヒーを抽出する際にボコボコと炭酸ガスが噴き出てしまい抽出が安定しません。
また、エイジングをすることで味わいが少しずつ変化し、こちらも味わいが安定してくるのです。
そのため、焙煎直後のコーヒー豆はエイジング(熟成)する期間が必要になるというわけです。
コーヒー豆のおすすめエイジング方法3つ
エイジング(熟成)させるにあたってとにかく重要視したいのが「コーヒー豆の保管方法」です。
なぜなら不適切な保管方法だと、コーヒー豆をエイジングするどころかいたずらに劣化させてしまうことになります。
なので、これから適切なコーヒー豆の保管方法を確認しましょう。
- 豆の状態で保管しよう(最重要)
- 保管場所は暗所がおすすめ(蛍光灯も×)
- 常温での保管がおすすめ(高温は劣化を早める)
コーヒー豆は挽かずに保管するのがおすすめ
コーヒー豆は挽いた粉の状態ではなく、豆の状態で保管するのがおすすめ。
なぜならコーヒー粉の状態にすると表面積が数倍になり、その分劣化が早まるからです。
美味しくエイジングをするなら豆の状態で保管するのは最重要ポイントとも言えます。
光による劣化を避けるために暗所で保管
コーヒー豆は光(紫外線)の影響を大きく受けます。
そのため、暗所での保管が望まれます。
じつはコーヒーには「コーヒーオイル」という油脂分が含まれています。
この油脂分は紫外線の影響を受けて酸化を加速させます。
酸化した油脂分は人によって、胃のむかつきの原因にもなるため注意が必要です。
劣化を抑えるために室温15℃程度での保管がおすすめ
コーヒー豆は高温を苦手としています。
そのため、保管する場所は15℃程度での保管がおすすめです。
コーヒー豆は室温が10℃あがると、劣化速度が2倍になると言われるほど高温に弱いので、涼しい環境で保管してあげてくださいね。
3つの保管方法をまとめると
室温15℃程度の暗所で光を浴びないように保管するのが、エイジングにおいておすすめの保管方法です。
コーヒー豆の焙煎度合いによるエイジングの違い
コーヒー豆のエイジング期間は、じつは焙煎度合いによって2倍以上も違いがあります。
これから焙煎度合いごとのエイジング期間を載せていきますが、注意点が一つあります。
ここでは最低限必要なエイジング期間を表記しますが、エイジングは不足しているよりかは少し超えている方が美味しく仕上がります。
あくまで「最低〇日は必要なのか」という参考程度にしてもらい、あとは好みの期間エイジングしてもらうのがおすすめです。
浅煎りコーヒーのエイジング期間
浅煎りコーヒー豆のエイジング期間は最低でも3日以上欲しいところ。
エイジングの目的の一つは豆内部の炭酸ガスをほどよく排出させることです。
その点で浅煎りコーヒー豆は焙煎時間が短く、そもそも炭酸ガスが生成されにくいためエイジング期間は短くなっています。
深煎りコーヒー豆のエイジング期間
深煎りコーヒー豆のエイジング期間は10日以上です。
深煎りのコーヒー豆は焙煎時間が長くその分、多くの炭酸ガスが生成されます。
なので、焙煎直後の深煎りコーヒー豆を抽出すると、ボコボコと炭酸ガスが溢れてきてまともに抽出ができなくなります。
そのため、最低10日以上はエイジング期間を設けるようにしましょう。
中煎りコーヒー豆のエイジング期間
中煎りコーヒー豆のエイジング期間は、浅煎りと深煎りの中間の期間を設けてもらうとちょうどいいでしょう。
エイジングを見越してコーヒー豆は購入しよう
ここまでエイジングについてお話してきましたが、ここではコーヒー豆を購入する際の注意点をお話しします。
それはコーヒー豆が無くなってから新しい豆を購入してしまうと、エイジング期間によってのコーヒーが飲めない期間が発生してしまうということです。
私はけっこうやらかすので、インスタントコーヒーでしのぐなんてこともありました。
今飲んでいるコーヒー豆が無くなる少し前にコーヒー豆を購入することで、ちょうどコーヒー豆が無くなったタイミングでエイジングが完了しますよ!!
適切にコーヒー豆をエイジングさせて美味しく飲もう
コーヒー豆のエイジングとは熟成のこと
- 熟成させることで抽出と味わいが安定する
エイジングには適切な3つの保管方法がある
- 豆の状態で保管
- 暗所で保管
- 常温で保管
コーヒー豆の焙煎度合いによってエイジングの期間が変わる
- 浅煎り:3日以上
- 深煎り:10日以上
- 中煎り:浅煎りと深煎りの中間
エイジングを見越して早めにコーヒー豆を購入しよう
いかがだったでしょうか?
この記事で紹介した「エイジング」はコーヒーのオンラインショップで豆を購入すると、たびたびついてくる「淹れ方説明書」に記載されていることが多いです。
この記事を読んでくださったあなたも適切にエイジングを行ない、美味しいコーヒーを楽しんでみてくださいね。
もっと浅煎りコーヒーを美味しく飲みたいという方にはこちらの記事を参考にしてみてください。
>>【決定版】浅煎りコーヒーを美味しく淹れる7つの方法を解説!!
この記事が、あなたの参考になりますように…それでは!!
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