「初めてのミル選びで失敗したくない」
「豆を挽く習慣がつくかわからない」
「ミルを調べたけどおすすめが多くて選べない」
ミル選びの失敗を避けるには、自分がミルに求める性能をハッキリさせる必要があります。
「自分が求める性能といわれても」…と不安になっていませんか?大丈夫です。見極めポイントを説明するので安心してください。
かくいう私も初めてのミル選びでは、ネットでおすすめのミルを調べて購入しました。
ただ私の見る目がなかったのか、初回の買い物はあえなく失敗…すぐに新しいミルに買い替えた経験があります。
この記事では、初心者の方でも理解しながらミル選びができるよう「ミル選びのポイント」と「おすすめのミルを3つに厳選して紹介」しています。
記事の内容を参考にミルを選べば、初心者の方でも一発で満足のいくミルが購入できます。
はじめてのミル選びを成功させて、最高のコーヒーライフを始めたい人は、ぜひ参考になさってください。
「お気に入りのコーヒーミルが見つかったら、次は美味しいコーヒー豆をみつけたい!」
コーヒー初心者でも利用しやすくて、美味しいコーヒーショップを探している方はこちらの記事をご覧ください。
豆を挽く習慣がつくか不安な人(お試ししたい方はコレ)
HARIO「コーヒーミル・セラミックスリム」
お手入れ簡単で使い勝手バツグン(深煎り好きの方はコレ)
ポーレックス「コーヒーミル・ミニⅡ」
硬い豆でもサクサク挽けちゃう(浅煎り好きの方はコレ)
TIMEMORE「タイムモア栗子C2」
初心者は4つのポイントでコーヒーミルを選ぼう
初心者が初めてのミル選びで押さえておくべきポイントは4つです。
- 価格は安いのがいいか、高いのがいいか
- お手入れはしやすいか
- 挽く能力はどれくらい必要か
- 一度に挽ける豆の量はどれくらいか
価格が安いか高いか
初めてのミルの価格は2,000~10,000円で検討されることをおすすめします。
なぜなら、初めてのミルで高額なものを購入しても、豆を挽く習慣がつかなかったらダメージが大きいからです。
また10,000円以下の価格帯でも、クオリティの高い製品は存在しますので「ミルのせいで美味しくないコーヒーができた」なんて心配もありません。
よほど予算に余裕のある方以外は、この記事で紹介するミルから始められるのが失敗しない選択になります。
お手入れはしやすいか
お手入れのしやすさが重要な理由は2つです。
- コーヒーの味を損なわない
- 豆を挽く習慣がつきやすい
お手入れしだいでコーヒーの味を損なう?
お手入れをしていないor不十分だと、コーヒーの味を損ねることになります。
掃除し切れずに残ったコーヒー粉が酸化したり、新しく挽く豆に前回の豆が混ざったりしてしまうからですね。
特に深煎りの豆はオイリーで汚れ残りしやすいため、お手入れしやすいミルの方が良いでしょう。
お手入れしやすいとミルを使うのが楽になる
お手入れに時間がかかると豆を挽くこと自体が面倒になってきます。
隙間時間にコーヒーを淹れようとしても「手入れに時間がかかる」と思うと、淹れるのを諦めてしまうことだってあります。
主にお手入れの楽さは、丸洗いが可能かどうかが大きいため、欲しいミルが丸洗いに対応しているかどうかしっかりチェックしましょう。
挽く能力はどれくらいか
豆を挽く能力が高いと2つのメリットがあります。
- コーヒーの味が良くなる
- 早く楽に挽ける
豆を挽く能力が高いとコーヒーの味が良くなる?
豆を挽く能力が高いと、コーヒーの味が良くなります(安定する)。
理由は、切れ味の良い刃で挽いたコーヒー豆は、粒が揃いやすいことにあります。
粒の大きさにバラつきがあると「成分を抽出しやすい粒と抽出しにくい粒」が生まれるため、味にばらつきがでたり雑味が含まれたりします。
なので豆を挽く能力が高いミルを使うと、コーヒーの味が良くなる(安定する)というわけです。
豆を挽く能力が高ければ早く楽に挽ける
特に浅煎り豆を挽く場合は気にしたいところ。
なぜなら豆を挽く能力が低いと、硬い浅煎り豆や中煎り豆を挽くときに頻繁に引っ掛かってしまいます。
また挽くときに力が必要になるため腕がつかれます。
なので特に浅煎り豆や中煎り豆を好まれる方は、切れ味の良いミルを選んでも良いでしょう。
逆に深煎りや中深煎り豆の場合、豆自体が軟らかいため、多少切れ味の劣るミルでも簡単に挽くことができます。
一度に挽ける豆の量は?
一度に挽ける豆の量は、ご自身のコーヒースタイルに合わせて確認しておく必要があります。
コンパクトタイプのミルは容量が20g程度です。また一般的にコーヒー1杯に使用する豆の量は10~12g。
2人分を一気に挽こうと思うと心もとない容量です。
さらにここ最近では、1杯に13g以上の豆を使用するレシピも多くなってきています。
そういったことを考えると、2人分を一気に挽きたいという方は大容量タイプの購入を検討しても良いでしょう。
コスパ最高「HARIOのコーヒーミル・セラミックスリム」
HARIOの「コーヒーミル・セラミックスリム」は初心者の方がお試しで購入するのに、トップクラスで優れたミルです。
多くのコーヒー好きは、このミルから出発したといっても過言ではないでしょう。
- 価格:2000円程度の安さがお試しにピッタリ
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なんといっても2000円という価格で手に入ってしまうのが、究極のおすすめポイント。
もちろん高価なミルに比べたら性能は劣るものの、この価格帯では考えられないクオリティのため、お試しだけでなくそのまま使い続けることもできます。
- お手入れ:丸洗い可能でいつでも清潔
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刃の部分がセラミックでできているため、丸洗いが可能。
挽くたびに手入れすることを考えると、チマチマした手入れが要らず水でザブザブと洗えてしまうのは快適なポイントです。
- 挽く能力:硬い豆(浅煎り~中煎り)は腕が疲れやすい
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硬い豆を挽くと特に実感するのが、引っ掛かりと腕の疲労です。
豆を挽いているときに「ゴリゴリガッガッ」と引っ掛かりやすいところは、妥協する必要がありそうです。
また本体がツルっとした材質のため、しっかり握っていないといけません。
また、挽いたあとのコーヒー粉も後述するミルに比べると多少不揃い。
- 豆の容量:24g(大容量タイプはおすすめできず)
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今回紹介するミルの中で唯一24gの容量と一番大きいです。
ただ最近のコーヒーは、一杯に豆を13g以上つかうレシピもあるので、場合によっては2人分を一気に挽くのはむずかしいかもしれません。
ここで一つ注意点を。個人的にHARIOの大容量タイプはおすすめできません。
なんでかというと、本体が握りにくい+挽く能力が低いのでとにかく疲れます。
挽くのが嫌になって、挽きたてコーヒーを味わえなくなるのはもったいないので、ぜひ参考にしてください。
おすすめのミル(お試ししたい人にピッタリ)
大容量タイプ(個人的におすすめしません)
深煎り好きには「ポーレックスのコーヒーミル・Ⅱミニ」
ポーレックスの「コーヒーミル・ミニⅡ」は、昔から人気のある国内製造のミル。
シンプルなデザインと、取り回しのしやすさからファンが絶えず存在する。
- 価格:7000円程度と少し高め
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初心者にとっては、ちょっと考えたい価格だと思います。
ミルを挽く習慣ができてきた方の2台目、または初めからちょっと良いミルが欲しいという人におすすめ。
- お手入れ:丸洗い可+シンプルな形状
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刃がセラミック製のため、丸洗いが可能。
ミル自体の形状がシンプルな筒状で、洗浄と組み立てが簡単に行えるのがポイントです。
特に深煎り豆はオイリーなので、ミルに汚れが残りやすい…
なので手入れがしやすいとミルをきれいに使用できるため、深煎りコーヒーをよく飲まれる方にはピッタリのミルです。
- 挽く能力:深煎りや中深煎りならサクサク挽ける
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刃の部分がセラミック製のため、どうしても切れ味はそこそこ止まり。
それでも深煎りや中深煎り豆は軟らかいため、サクサクと挽くことができます。
しかし浅煎り豆のように硬い豆を挽くときは、引っ掛かりが気になる…
- 豆の容量:20g(同価格で大容量タイプあり)
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豆の容量は20gとコンパクトミルの一般的な容量です。
ただミル自体の大きさは、数あるミルの中でもトップレベルにコンパクトで、アウトドアにはうってつけのサイズ感。
一度に1人分だけを挽くという方には、20gは問題のない容量です。
さらにポーレックスのミルは同価格で、大容量タイプも販売されています。
こちらも根強い人気があるのでおすすめ。
左がポーレックス、右がHARIO
実際の使い心地やより詳細なおすすめポイントを解説したレビュー記事がありますので、参考になさってください。
>>【お手入れが抜群に簡単】ポーレックスの「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズを徹底レビュー
おすすめミル(深煎りコーヒー好きにおすすめ)
大容量タイプ
浅煎り好きには「タイムモア栗子C2」シリーズ
画像のミルは「タイムモア栗子C2MAX」といって、今回紹介する「タイムモア栗子C2」の大容量タイプです。
性能や作りに関しての違いはありませんので、参考になさってください。
このミルは発売後グングンと人気が伸び、今では「コーヒーミルといえば」で間違いなく名前の挙がる製品になりました。
- 価格:8000円と高め
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今回紹介するミルの中では一番高価格なものの、この価格では考えられないクオリティの高さを実現したミルです。
多くのコーヒー好きも、とりあえず「タイムモア栗子C2」を買っておいたらいいと言うほど。
「これからコーヒーライフを続けるぞ!」と熱い気持ちを持っている方は、初めてのミルとして選んでも後悔しないはずです。
- お手入れ:丸洗い不可の金属性でひと手間
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スチール製の刃を含めて、全体が金属で作られています。そのため丸洗いはできません。
なので水洗いの代わりに、専用のブラシでコーヒーの粉を掃除する必要があります。これがちょっと面倒くさいです。
またブラシ掃除だと細かい汚れが取り切れないため、深煎り豆のようにオイリーな豆を挽いた後だと、汚れ残りが気になってしまいます。
深煎り豆を挽くのであれば、前述した2つのミルの方が丸洗いができておすすめです。
逆に浅煎り豆のように油脂汚れが出にくい豆であれば、掃き掃除で十分きれいになるので、汚れ残りが気になることも少ないでしょう。
ブラシと巾着は付属品 - 挽く能力:硬い浅煎り豆もスパスパ挽ける性能
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豆を挽く能力に関しては一級品で、この記事で紹介した他のミルとは比べ物にならない切れ味を持っています。
硬い浅煎り豆もスパスパと挽けるため、浅煎りコーヒー好きの方にはもってこいのミルです。
- 豆の容量:20g(プラス1500円で大容量タイプあり)
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豆の容量は20gとコンパクト。こちらも大容量タイプの「タイムモア栗子C2MAX」という製品があります。
気になる点としては、大容量タイプは9500円でさらに高いところ。
予算と、ご自身のコーヒースタイルから購入を検討してもらうと良いかもしれません。
実際の使い心地や、より詳しい情報を解説をしている記事もあります。
>>【動画付き】最強コスパのコーヒーミル「タイムモア栗子C2」シリーズを徹底レビュー
おすすめミル(浅煎りコーヒー好きにおすすめ)
大容量タイプ
初心者が失敗しないおすすめコーヒーミルまとめ
初心者の方がコーヒーミルを選ぶときのポイントは4つ
- 10,000円未満のミルでも十分
- 深煎り豆は汚れがつきやすいため、お手入れのしやすさが大切
- 硬い浅煎り豆をよく飲む場合は、挽く能力が高いミルがおすすめ
- 一度に2人分挽きたい人は大容量タイプも検討する
初心者にこそおすすめしたいコーヒーミルを3つ紹介
- HARIOの「コーヒーミル・セラミックスリム」
⇒お試しには最適なコスパの高さ - ポーレックス「コーヒーミル・ミニⅡ」
⇒お手入れ簡単コンパクトボディで、深煎りコーヒー好きにおすすめ - TIMEMORE「タイムモア栗子C2」
⇒圧倒的な切れ味の良さは、浅煎りコーヒー好きにおすすめ
初心者の方にとって、最初のコーヒーミル選びは悩みどころですよね。
この記事で紹介したミルから選べば、まず間違いはありません。
たとえば最初はHARIOの「コーヒーミル・セラミックスリム」を購入して、2台目にこの記事で紹介した他のミルを購入するというのもアリです。
ちなみに私は普段浅煎りコーヒーをよく飲むので、切れ味抜群の「タイムモア栗子C2」を特に愛用しています。
あなたも美味しい浅煎りコーヒーを淹れてみませんか??
>>浅煎りコーヒーを美味しく淹れるための7つの方法を徹底解説
この記事が、あなたの参考になりますように…それでは!!
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