「おすすめしてる人が多い、ポーレックスのコーヒーミルって実際どうなの?」
「アウトドア用に、コンパクトで手入れが楽なコーヒーミルが欲しい」
「TIMEMOREのミルでタイムモア栗子C2も人気みたいだけど、どっちを選べばいい?」
そんな方の疑問に答えつつ、この記事ではポーレックスの「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズについてレビューをしています。
本記事のレビュー内容はこんな感じです。
- ポーレックスのコーヒーミルは国内生産(鹿児島県)
- 挽く性能はズバ抜けて高くはないが、軟らかい豆(中深煎り~深煎り)なら簡単に挽ける
- 水洗い可能だから、お手入れ楽々
- 似た価格帯のTIMEMOREの「タイムモア栗子C2」とは明確にニーズが分かれる
「常にミルを清潔に保って大切に扱いたい」や「キャンプで挽きたてのコーヒーを味わいたい」という方には、ポーレックスの「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズをおすすめします。
容量:20g(ハンドルホルダー付き)
ポーレックス コーヒーミル・Ⅱミニ ⇐コンパクト×手入れ簡単ならコレ
容量:30g(ハンドルホルダーは別売り)
ポーレックス コーヒーミル・Ⅱ ⇐手入れ簡単×大容量ならコレ
【初心者にもおすすめ】ポーレックス「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズ
ポーレックスが製造・販売するコーヒーミルは、昔からコーヒーマニアの間で人気の高いコーヒーミルです。
ポーレックスのコーヒーミルは国内生産(鹿児島県)。
令和2年度にはハンドル部分の技術が国に認められ、文部科学大臣賞を受賞しています。
そんなポーレックスのコーヒーミルですが、2種類のモデルが存在しますので確認していきましょう。
コーヒーミル・Ⅱ | コーヒーミル・Ⅱミニ | |
---|---|---|
容量 | 30g | 20g |
本体サイズ | 直径4.9cm×高さ19.2cm | 直径5cm×高さ13.5cm |
本体重量 | 270g | 250g |
ハンドルホルダー | なし(別売り) | あり |
価格 | 6,930円 | 6,930円 |
特徴としては
- サイズ感の差が大きい
- どちらも同価格
- 「コーヒーミル・Ⅱ」の方にはハンドルホルダーが付属していない(別売り)
という点が挙げられます。
中深煎り~深煎りの豆を挽く分には申し分のない性能
ポーレックスの「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズは、コーヒー豆をスパスパ挽いてくれるような性能ではありません。
理由はセラミック製の刃を採用しているからです。
一般的に硬度の高いセラミック刃は加工の自由度が低く、ものすごい切れ味を実現することに不向き。
そのため「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズのコーヒー豆を挽く性能は「中深煎り~深煎り豆などの軟らかい豆は楽々挽ける程度」だと思ってもらうと良いでしょう。
セラミック刃を採用するメリットがある
ミルは豆を挽くことが仕事なので、豆を挽く性能が高くないのは大きな欠点のように感じられるかもしれません。
じつはセラミック製の刃を採用することには、主に3つのメリットがあります。
- 金属臭がコーヒー豆に移らない
- 水に強く、錆びない
- 非常に硬い素材のため丈夫
切れ味よりも上記のメリットを重視する場合は、セラミック製の刃も悪くない選択肢になりますね。
ポーレックスとHARIOのコーヒーミルで挽き心地を比較
ここではポーレックス「コーヒーミル・Ⅱミニ」とHARIO「コーヒーミルセラミックスリム」のコーヒー豆を挽き切る速度を比較します。
比較対象のHARIO「コーヒーミルセラミックスリム」は、コーヒー初心者の入門ミルとして大人気のため選びました。
豆を挽く速度を検証した結果はこちら(条件は浅煎り豆(14g)を中粗挽きで設定)
ポーレックス「コーヒーミル・Ⅱミニ」:49秒
HARIO「コーヒーミルセラミックスリム」:55秒
結果だけを見ると、挽く能力に大きな違いはないように感じられますね。
ですが動画で観ていただくと、ポーレックスのミルの方が滑らかで挽きやすそうな印象を持たれたのではないでしょうか?
実際に挽き心地の点では、ポーレックスのミルの方がかなりの上手だと感じます。
ポーレックスのコーヒーミルは水洗い可で手入れが楽
ポーレックス「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズはお手入れが非常に楽です。
ポイントは3つ
- パーツの数が少ない
- 分解・組み立てが簡単
- 水洗いができる
ポーレックスのミルはセラミック刃を採用しているため、水に強く丸洗いが可能です。
さらに他のセラミック刃を採用しているミルよりも、パーツの数や分解・組み立てが簡単なところが高評価。
また金属製の刃を採用しているミルの場合は、ブラシで細かく掃除する必要があるため、汚れ残りや手間が気になるところ。
ポーレックスのミルはお手入れが簡単なので、日常使いにおけるストレスが激減しますよ。
コーヒーミルの手入れが重要な理由
コーヒーミルは使うたびにお手入れをすることが理想。
理由は「掃除をしないままだと、次に挽くコーヒー豆の味を悪くするから」です。
コーヒー豆を挽いた後に汚れを掃除しないと、汚れが酸化して次に挽く豆の味を悪くします。
特に中深煎り~深煎りの豆は油分が出てきやすく、ミルに汚れとして残りやすいのが気になるところ。
そのためコーヒーミルは使うたびのお手入れが理想なので、お手入れしやすいミルを選ぶのが良いでしょう。
水洗いをする際の注意点
お手入れが簡単だと紹介したポーレックスの「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズですが、1つ注意点があります。
それは「ハンドルホルダーの隙間に水分が残ることによるサビ問題」。
うっすらではありますが、画像の赤丸部分にサビが付着していることがわかります。
これは水洗いの際に、ハンドルホルダーとボディの間に残った水分が原因で発生したサビです。
1日2日でできるものではありませんが、長いあいだ水分が残り続けると発生してしまうようです。
対策は以下の通り
- お手入れのたびにハンドルホルダーを外す
- たまにハンドルホルダーを外してサビチェックをする
私はお手入れをなるべく簡単に済ませたいズボラタイプなので、たまにハンドルホルダーを外してサビチェックをするようにしています。
なので普段は付けたままジャブジャブ水洗いをして、そのまま乾燥させています。
サビが発生してしまったら、中性洗剤を付けた軟らかいスポンジで優しく擦りましょう。上記の画像程度のサビであれば簡単に落とすことができます。
キャンプに最適なコンパクトサイズ
ポーレックスの「コーヒーミル・Ⅱミニ」は、他のミルにはないほどにコンパクト。
高さはシャーペン程度、太さは500mlペットボトルよりも細いなど、どこにでも持ち運びがしやすいです。
そのためキャンプなどのアウトドアのお供としてうってつけ。
コンパクトなサイズながらもコーヒー豆を一度に20g挽くことができます。
これは一般的なコーヒーミルの容量と同程度なので、特別容量が少ないということはありません。
ちなみに大容量版(30g)の「コーヒーミル・Ⅱ」はサイズがけっこう大きくなることと、ハンドルホルダーが別売りになるため、ご自身のコーヒーライフに合わせて選択すると良いでしょう。
人気ミルTIMEMOREの「タイムモア栗子C2」シリーズとの比較
ここでポーレックス「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズとよく比較される、TIMEMOREの「タイムモア栗子C2」についても解説していきます。
価格帯が似ていることから、たびたびミル選びでは名前が挙がる両者。
じつはお互いにニーズがまったく違うため、こういう人はこっちのミルを選ぼうという比較表を示したいと思います。
ポーレックス「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズは、お手入れのしやすさとコンパクトさ(Ⅱミニ)が優れている点が最大の魅力。
TIMEMORE「タイムモア栗子C2」シリーズは、圧倒的な切れ味を低コストで実現したことが最大の魅力。
ご自身のコーヒーライフに照らし合わせてミル選びをすれば、失敗しませんよ。
TIMEMOREの「タイムモア栗子C2」シリーズについては、個別レビュー記事で詳しく解説しています
>>【最強コスパ】コーヒーマニアが愛する「タイムモア栗子C2」シリーズを徹底レビュー
日常使いからアウトドアまで優れた性能「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズ
ポーレックス「コーヒーミル・Ⅱ」シリーズは、アウトドア好きや日常のお手入れを簡単に済ませたい人に最適なコーヒーミル。
- 中深煎り~深煎り豆などの軟らかい豆なら簡単に挽ける
- 金属臭のないセラミック刃
- コンパクト性を重視するなら「コーヒーミル・Ⅱミニ」
- 水洗いできるから、簡単かつ常に清潔
私は初めてのコーヒーミル選びに失敗した経験があり、2台目として選んだのがこのミル。数年経った現在も愛用中のコーヒーミルです。
ポーレックス コーヒーミル・Ⅱミニ (容量:コーヒー粉20g)
ポーレックス コーヒーミル・Ⅱ(大容量:コーヒー粉30g)
他にもコーヒーをおいしく淹れるために必要な器具一式を「おすすめアイテムの紹介」とともに解説しています。
コーヒー好きの方は要チェック!!
この記事が、あなたの参考になりますように…それでは!!
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